もうすぐ、あずさPになって2年になろうとしています
2年前の8月19日の朝7時。
その時、私はとある合作の仕切り役をしていました。
あの合作のために徹夜していたあの日のことは今でも鮮明に覚えています。
というのも、私は仕切り役として動画に入れる候補をニコニコ動画から選定するために大量の動画を徹夜で見て、メモをし、まとめていました。
あの日はその作業のために3日徹夜していた期間の中日で既に体力は限界に近かったと記憶しています。
そんな疲労の中、私は1つの動画にたどり着きました。
それが三浦あずさ、その人のプロデューサーになるきっかけでした。
その動画が桃邪気Pによる「アイドルマスター 隣に・・・ 三浦あずさ (MA07販促)Ver.Final」でした。
内容は、こうです。
「765プロダクションのアイドル、三浦あずさがテレビライブをしている最中、突如としてトラブルで曲が止まってしまう。スタッフは放送事故であると騒ぎ、CMを入れようとする。観客もざわつく中、プロデューサーの桃邪気氏は彼女を信じようとしてそれをさせようとしない。あずささんは、そのピンチを成功と変えるかの如く、アカペラで歌い始め、スタッフの力もあって曲の途中で音が戻ってくる。そしてライブは、拍手喝采のもとに成功した。」
大体こんな感じです。
私は、あの日までに何度かこの動画を見たことがありましたが、
その日に見た時この動画で1つ確信を得ました。
「私は、あずささんから何度も素晴らしいものを教えてもらっている。」
そうぼろぼろになりながら、そう思ったのです。
そして、あずささんのプロデューサーになろうと決心しました。
ですが、ここで私が紹介した氏の動画は既に削除されています。
私は、もう"氏が"投稿した"あの動画"を見ることができないのです。
ニコニコ動画には転載動画もありますが、そうではないのです。
それに、ミラーには胸が苦しくなるようなメッセージが動画説明文には書き込まれており、再生したとは思いません。
私は、氏が氏自身であげたあの動画に存在意義があると思っていたのです。
あずささんとの仕事はあそこからはじまりました。だから、私はあの場であのコメントたちがついた動画で見たかったのです。
ですが、それはもう叶いません。
権利者削除ですから、背景に大きな人の動きがあったということを除いても、消されたこと自体は認めなければなりません。
ある人は言いました。
「彼は、あの動画が削除されたことで本当に成仏 できるんじゃないか、そっとしておいてやれ。」
確かにそれも1つの受け入れ方かもしれません。
ただ、私は氏の動画から様々なことを得ました。
ただあずささんと仕事関係をもつ要因になっただけではありません。
あの辛い朝を迎えた時のように幾度と辛いときはあの動画を見て過ごしたこともありました。
一つの動画に対して視聴者に「もう休んでいいよ」と言われようとも何度も、何度も修正して完成させる拘り、熱意、かける力。
私はきっと忘れることはないでしょう。
そして、いつか私はその消えた動画のPEACEを埋めるべく、立ち上がります。
”今の”あずささんであの動画を再現させたいと思っています。
私があずささんのプロデューサーである限り、ニコニコ動画がある限りはこの野望は続きます。
まだ2年。されど、2年。
まだまだひよっこですが、これからも1人のプロデューサーとして、精進していきます。
先輩方、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたしますね。
古月P